2歳からの習い事はまだ早い?2歳向けの習い事を紹介!
2歳頃の子どもは、言葉や身体の機能が発達し、さまざまなことに興味を持ち始めます。初めての習い事を検討している保護者の方も多いのではないでしょうか。習い事は母子分離に役立つと言われている一方で、まだ幼いことから選択肢が少ないのも実情です。そこで今回は「2歳からの習い事はまだ早いのか」ということから、おすすめの習い事までくわしく解説していきます。
2歳ってどんな時期?
2歳の子どもは、徐々に「自我」が芽生えてきます。これまでは、保護者の方の手を借りていたことも自分でやりたがったり、新しいことに興味を持ったりする時期です。
たとえば「自分でお着替えをしたい」「お兄ちゃん・お姉ちゃんと同じことがしたい」といった欲求が生まれます。しかし、やりたい気持ちとは裏腹に自分でできないことも多く、かんしゃくを起こすケースも少なくありません。
また、2歳は運動能力が著しく発達する時期でもあります。動ける範囲が広がり、筋力がアップすることで「走る」「跳ぶ」「ぶらさがる」といった動作が身につきます。成長の喜びを感じる一方で、怪我や事故のリスクも増えるため、目が離せません。
2歳の子どもに習い事は早すぎる?
2歳の子どもに習い事は必要かどうか、人によって意見は異なります。結論から申し上げると、本人が楽しめる習い事であれば大きなメリットがあります。
0歳から5歳までの乳幼児期は脳神経のネットワークが構築される時期であり、その中でも0歳から2歳までの時期はとくに発達が著しいと言われています。良い刺激を与えることで脳を鍛えることができ、将来的な発達を促します。
また、2歳の子どもは、指先が上手に使えるようになります。身体機能に合った習い事を選ぶことで、能力の向上に期待できます。
ただし、無理に習い事を始める必要はありません。本人にやる気があり、楽しんで取り組めるようであれば検討しても良いでしょう。
子どもが嫌がっているにも関わらず無理に始めてしまうと、本人に過度なストレスがのしかかります。イヤイヤ期を深刻化させてしまう可能性もあるため、慎重に検討しましょう。
習い事を選ぶポイント
習い事の内容を選定する上で、家庭によってさまざまな基準があることでしょう。しかし、まだ集団行動に慣れていない2歳児は、習い事を選ぶ上で重要なポイントがいくつか存在します。本項目では、重要な2つのポイントを紹介します。
子どもの興味・関心
前述した通り、2歳は新しいことに興味を持ち始め、自分でやってみたい意欲が高まる時期です。一方で、イヤイヤ期と呼ばれる第一次反抗期でもあるため、親の方針だけで習い事を決めてしまうと、継続することは難しいでしょう。
まずは、習い事の内容を決める前に、広く情報収集をすることが大切です。特定の分野に絞り込むのではなく、可能性のあるものをいくつかピックアップしてみましょう。
その中で、普段の子どもの様子を見ながら関心を持ちそうなジャンルに絞り込むことをおすすめします。興味・関心の高いことから始めることで、習い事の楽しさを体感できます。「もっとやってみたい」と意欲的に取り組めるようになるでしょう。
たとえば、身体を動かすことが好きな子どもであればダンスやスポーツ、お絵描きが好きな子どもであればアート系の習い事がおすすめです。また、歌や手遊びを楽しめる子どもであればリトミック教室も良いでしょう。
多くの教室では体験レッスンを実施しているので、試しに参加してみて子どもの様子を確認してみましょう。
親子で参加できるかどうか
2歳児は、どんなことでも「自分でやってみたい」と思うものです。しかし、保護者の方と離れて新しいことに取り組むにはまだ早い時期でもあります。とくに、保育園に通っていない子どもの場合、短時間でも保護者と離れるのは難しいでしょう。
そんな家庭におすすめなのが、親子で参加できる教室です。保護者が一緒に取り組むことで子どもが安心して楽しめるのはもちろん、保護者の方も子どもの様子を常に把握することができます。
親子間でコミュニケーションを取りつつ、同年代の子どもと触れ合うことで、徐々に母子分離の準備を進められるでしょう。
2歳児におすすめの習い事5選
2歳の子どもにおすすめの習い事を5つ紹介します。
スイミング
2歳の子どもにおすすめの習い事として「スイミング」が挙げられます。スイミングは子どもの習い事として定番であり、大きくなってからも続けられます。
地上とは違った動きが求められるため、身体機能の発達を促すことができます。水中では身体全体に負荷がかかるため、筋力アップにも期待できます。
また、スイミングは免疫力の向上にも役立ちます。風邪や感染症予防にもつながると言われており、健康な身体づくりを促進します。
絵画・造形
2歳頃の子どもは、指先が器用に使えるようになります。「絵画」や「造形」教室に通うことで、より良い刺激を脳に与えることができます。
また、絵画や造形は、子どもの創造力や創造力を養う効果もあります。豊かな感受性を育むことができます。本人のイメージを形にする作業を繰り返すことで、表現力アップにも期待できます。
リトミック
リトミックは、乳幼児期の習い事の中でも高い注目を集めています。歌やダンス、楽器演奏などを通して、自由な表現を楽しめます。
耳で聴いたことを表現するため、音楽的感性の発達に期待できます。基本的な音感やリズム感を養いたいと考えている保護者の方におすすめです。
また、音楽に合わせて身体全体を動かすため、運動機能の向上や知的能力の発達にも役立ちます。同年代のお友だちと一緒に取り組むことで、コミュニケーション能力を養う効果もあります。
具体的なプログラムは教室によって異なりますが、多くの教室では年齢別でプログラムを用意しています。2歳児の成長・発達に合わせた取り組みをしているリトミック教室を選ぶのがおすすめです。
英会話
幼児期の子どもは、英語に触れる機会が増えることで「英語耳」を養うことができると言われています。英語耳とは、英語を正確に聞き取り、理解する能力のことです。つまり、幼いうちから英語に触れあうことで、英語を聞き取る能力を育むことができます。
日本語と英語とでは「周波数」に違いがあります。日本語だけを聞いて育った子どもと比べて、英語と日本語の両方を聞いて育った子どもは英語特有の周波数に慣れやすいとされています。
今後ますますグローバル化が推進すると言われている現代においては、幼いうちから英語に親しむ環境が求められます。
体操教室
体操教室では、マット運動や鉄棒、跳び箱、ボール遊びなどを通して、身体全体の筋力を鍛えられます。不安定な姿勢でバランスを取ったり、複雑な動きをしたりすることから、身体機能の向上に期待できます。
幼児期から基本的な運動機能を育むことで、将来的にスポーツを始めたときにも上達しやすくなります。サッカーや野球、ダンス、バスケなど、どんなスポーツでも運動機能は必要とされます。
とくに、2歳児は身体機能の発達が著しいとされており、楽しみながら体力アップを目指せます。
まとめ
今回は、2歳から習い事を始めるべきかどうか、またおすすめの習い事について解説しました。2歳の時期は「自我」が芽生える時期であり、さまざまなことに興味を持ち始めます。なんでも自分でやりたがる一方で、思い通りにいかずにかんしゃくを起こすこともあります。2歳の子どもに習い事を検討しているのであれば、本人の興味がある分野の習い事を選ぶことをおすすめします。たとえば、お絵描きが好きな子どもであれば「絵画」や「造形」身体を動かすことが好きな子どもであれば「スイミング」や「リトミック」などが良いでしょう。本人が楽しく取り組める習い事であれば、長く続けられます。本記事が参考になれば幸いです。